装置購入までの流れ
ロータリードラム方式とは?
ロータリードラム方式の装置は従来の方式とは異なり、連続式のボンデ処理装置です。
輸送手段が間歇型のエレベーターから連続式のエスカレーターへと主力が移ってきたことでも連続式の良さは色々な面で現われるのです。
ドラム内部がスパイラル状(渦巻き状)になっており、ドラム自体が回転することによりワークのみが順次送られます。また、工程間の移送時には、いったんワークを持ち上げ、液きりを行い次行程へ送り込みます。
装置全体が密閉構造ですのでガス・湯気などが出ず、工場内はクリーン・低騒音、しかも安全です。また、前後装置と組合わせによる無人定量連続運転は、この装置のもっとも得意とする分野で構造もシンプル&故障知らずです。
処理工程でワークのみが動きながら送られますので、均一でしかも安定した皮膜が得られます。加えて、最終出口の潤滑は表面調整機構も設けてありますので、お客様にあった表面状態に仕上がることが出来ます。
液の持ち込み、持ち出しが非常に少ないので薬品・水洗水・公害処理費の大幅コストダウンが計れます。合わせて、駆動・排気モーター容量も少なく、保温性も良好で省エネに効果を発揮します。
当社従来方式(バレル・バスケット方式など)と比較して
薬品……………約40%ダウン
水量……………約50%ダウン
電力……………約75%ダウン
熱源……………約20%ダウン
産廃……………約50%ダウン
ロータリードラム方式の特徴
装置は特許製品で非常にユニークな装置である。
特許 第1456891号(昭和63年9月9日登録)
- 常時ワークが動いて均一に潤滑処理が出来る為に金型寿命が延びる
- ワークのみ次行程へ送る為に、液の劣化が他のバレル・バスケット方式に比較して非常に少ないので、皮膜の品質が安定する
- 装置の最終出口の潤滑に表面調整機構を装備しているのでワークの加工精度がある
- 液面自動調整機構により皮膜の均一化が良好である
- 装置をカバーで囲っているので、排ガス・湯気などが出ず作業環境が良好
- カバーで囲っているので、低騒音になり作業環境が良好
- カバーで囲っているので、安全性が非常に高い
- 液の持ち込み持ち出しが少ないので使用薬品の低減が大
- 同上に合わせて水の使用量の低減が大
- 同上に合わせて公害処理費の低減が大
- 駆動モーター・排風機のファンモーターの容量が少ないため電力使用量の低減が大
- 無人定量連続処理が可能
- 天井カバーが二重蓋になっているために省エネに非常に効果がある
- 装置の構造上、故障率が非常に低い
- 装置の構造上、メンテナンスがやりやすい
- 槽及びドラムは耐薬品製の耐蝕材料を使用しており寿命が長い
- 『シャー切断~脱脂(ロータリー方式)~連続焼鈍炉~潤滑処理(ロータリー方式)~プレス』への無人連続運転が可能
- 装置がフレームと一体構造の為、レイアウト変更等で移設する場合に容易
- 槽が架台上にあって床面より高くなっているため、操作性・作業性が非常によい
- 工程中の途中取りだし及び投入がレイアウト上可能
- 異品種処理時はワーク間隔をあければ可能